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フィリピン、なぜISが攻撃したのか

 日本人にはわかりにくいフィリピンの政情、私はドウテルテ大統領就任以来、彼の演説を含めて注視しています。彼はプーチンに次ぐ、反グローバリズムの闘士だから。

フィリピン軍、IS系占拠の南部の都市奪還は「間近」

[マラウィ(フィリピン)29日 ロイター] - フィリピン軍は29日、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が1週間にわたり占拠する南部ミンダナオ島のマラウィ市の奪還に近づいているとの見方を示した。軍は「マウテグループ」と呼ばれる武装勢力が市中心部を支配下に置き、23日に発生した騒乱で刑務所から脱獄させた支持者などの支援も受けていると指摘。軍スポークスマンは「地上部隊の司令官は作戦終了がすぐそこだと確信している」と述べた。

この事態で、これまでに100人以上が死亡。死者の多くは武装勢力側だという。また、ほとんどの市民はすでに避難している。

 

  VOAによれば、このISによるマラウイ市の攻撃は、フィリピン軍が武装勢力のリーダーを逮捕しようとことから、IS側が街を襲って殺戮や放火を始め、カトリック教会の僧侶などを人質にとったことから始まったそう。ドウテルテ大統領はただちにフィリピン南部に戒厳令を出し、25日木曜にはフィリピン軍が武装勢力掃討のためミンダナオ島に入っていますが、法務局長は、26日、「今ミンダナオで起きていることはフィリピン人の反乱ではなく、マレーシア人、インドネシア人、シンガポール人など海外の武装勢力の侵入によるものだ」と発表。麻薬取引に対する大統領の厳しい姿勢が、南部のアブ・サヤフなどの反政府勢力の反抗を招いている・・・と伝えています(Philippines: 'Foreign Fighters' Invade Marawi)

 でも、このアブ・サヤフ、アル・カイダやISISと同じようにCIAが創設したんですけどね。それが可能だったのは、前大統領のラモスの時代まで、フィリピンは完全にアメリカの属国だったから。麻薬取引が野放しにされていたのも、もともとアメリカはミンダナオの豊かな資源を狙っていたこと、武装勢力が根城にしている地域で、軍と政府が共同の利益を得ていたからだったのです。

Why CIA Created the Abu Sayyaf in the Philippines

ドウテルテ大統領はその属国根性を完全に打ち砕こうとしているため、マスメディアはしきりと彼に関する「誤誘導」を流してきたし、今回はついに「テロ輸出」という乱暴な手に訴えたのでしょう。

 ISはクリスチャンを敵視していますが、マラウイ市のムスリム(イスラム教徒)は、隣人であるクリスチャンを守るため、協力を惜しまなかった、という情報が入っています。こういうことは日本ではあまり報道されないので、一部写真入で伝えておきます(写真と説明は必ずしも一致しません。出典は→https://geopolitics.co/2017/05/29/muslims-risking-lives-to-cover-for-christians-in-isis-maute-sieged-marawi/)

Residents of towns near Marawi offered food to residents fleeing the city

マラウイから避難した人に食べ物を配る住民たち。クリスチャンにも配られた。

Muslim civilians were helping Christians flee Marawi City.

学生らはクリスチャンの同級生にムスリムの服を着せ、祈りの言葉を教えて、一緒に町を脱出した。

Marawi civilians shot and killed by Maute terrorists for failing to pass the Muslim prayer test.
マラウイから避難する人々を待ち受けていたテロリストらは、ムスリムの祈りが唱えられない市民(=クリスチャン)を殺戮した。政府軍がこの地域を制圧するにつれ、逆された市民の写真が公表されている。これまでにテロリスト65人、民間人19人(テロリストに打たれた)、軍兵士17人、警察3人の死亡が確認されている。重傷は兵士69人、警察3人。
A Maranao family tries to leave the city by foot. 

逃避行の間、ムスリムたちはクリスチャンたちを襲撃から守るため、グループの中央で歩かせた。あるいは、最後尾をムスリムが固めた。

Soldiers managed to recapture areas of the city from militants, taking down their feared flag which had been displayed on rooftops and buildings
ISが残した旗を処理するフィリピン軍。
Male residents are frisked by police at a checkpoint as they leave Marawi city

マラウイから出る住民はチェックポイントで調べられる。

町に入った軍は外出禁止令を出し、各戸の捜査、チェックポイントでテロリストのリーダー、イスニロン・ハピロンの逮捕を狙ったが、何人かは厳しい警戒網を突破した。

Isnilon Hapilon, the leader of Islamic State group's Southeast Asia branch, is on Washington's list of most-wanted terrorists and has a $5million bounty on his head
アメリカはIS東南アジア支部のリーダー、ハピロンの首に500万ドルの賞金をかけている
Residents fleeing Marawi were caught in gridlock as soldiers searched vehicles

マラウイからの道は避難の車とテロリストを探す軍の車で大混雑

To avoid the heavy traffic, some Marawi residents fled the area by boat.
一部の市民は渋滞を見越して海路で脱出した

マラウイは先進的な産業都市で住民の意識も高く、宗教のわけへだてなく仲良く暮らしていました。ISがフィリピンに、宗教による分断を持ち込もうとしていることを察知した住民たちが、クリスチャンを守って見事な逃避行を果たしたのです。さらに、これまで政府に反抗してきたモロ民族解放戦線が、ISの蹂躙を終わらせるため、自分たちの戦力を政府軍に提供すると申し出たそうです。これはドウテルテ政権を「人権」でつぶそうとしているアメリカにとっても、東南アジアに「紛争と混乱」を持ち込もうとしているCIAにとっても誤算だったのではないでしょうか。2017.5.30

posted by: shanben | - | 15:53 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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